The Sumida Hokusai Museum

コマガラス工法による、異形ガラスのカーテンウォール

すみだ北斎美術館

東京都墨田区
設計
妹島和世建築設計事務所
施工
大林組・東武谷内田建設共同企業体
作品概要
浮世絵師・ 葛飾北斎の作品を収蔵し、東京下町の新たな名所となっている「すみだ北斎美術館」。設計を手がけたのは建築家・妹島和世氏。外壁全面に採用したアルミパネルとシャープなラインが斬新なデザインで、AGBは三角錐のスリット部分に配したガラスのカーテンウォールの材工を請け負った。ガラスの施工は、シャープなデザインの意匠を再現するため、高透過ガラスを用い、かつシール接着によるコマガラス構法を採用。押縁のないフラットなガラス壁で、強度を確保しながら意匠性も同時に満たした。傾斜したトンネル状にサッシ枠なしでガラスを設置するため、接合面に常にガラスの自重がかかることになる。コマガラス構法ではシールの接着性能が重要となるため、理論値と実験値の両面から徹底的な検証を実施した。また、下地のスチールマリオンのファスナー部のボルトを意匠的な理由からなくすため、現場溶接で仕上げることで、よりガラスファサードの透明感を際立たせている。複雑な内部構造に併せ、 多様な異形のガラスの設計、狭小場での施工計画など技術的な検討に多くの時間を要した案件である。
ポイント
複雑な構成のカーテンウォールは、3DCADを用いてディテールの検討を行った。高い施工精度が求められたため、あらかじめアイソメ図上でXYZ材料をリストアップし、現場における3D測量データと照らし合わせながら施工を進めた。
協力
すみだ北斎美術館

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